ひきこもりに求人はあるのか？

近年ひきこもりやニートといわれる、若者が増えているようです。
そして、彼らに対しての社会の声と言えば、甘えるなという声が多いと思います。

しかし、必ずしも彼らがひきこもっているのは甘えだけではないと思います。

その理由は、ここ十数年で社会動態なども大きく変わってきているからです。


例えば、現代の日本に置いていえることは、経済の停滞による合理化や効率化、グローバル化社会などが日本企業にも大きく影響しています。
その結果として、求人における人材のニーズも昔に比べてハードルが高くなっております。
ただでさえ、仕事探しが難しい状況で能力が無い若者の求人といえば、飲食業や介護職などハードな仕事場で人材の使い捨てが生きている始末です。


つまり、現代の社会では即戦力が求められる職場が多くなっており、成果主義も同時に求められるようになっています。
それ以外の仕事の求人はいっぱいありますが、軟弱な精神のゆとり世代の若者の大半は務まるはずがありません。


その結果、労働環境や人間関係が劣悪化する仕事場が急速に増えているようです。

それにより、精神的な疾患を発症する若者も多く、結果的にニートやひきこもりになる人も多いようです。

また、社会の精神に仕事をしていない人を馬鹿にする風潮もあり、一度引き篭もりになってしまうと立ち直ろうとしても、逆に社会からひどい仕打ちを受けます。
このように、自分のペースでコツコツと働ける職場が徐々に減っていることが、多くの若者の労社会そのものが働意欲を失わせているのではないでしょうか。