27歳女性のひきこもりエピソード

現代社会に問題を提訴

日の目を見る日が来ると信じて

27歳の彼女は高校を卒業した日から外の日を見る事を辞めました。
糖尿病を患っていた為、その病院の通院で週に1度母親に連れられ病院に行く以外はいくら誰が声を掛けても外に出ません。
外だけではなく、実は家の中でも親や兄弟とも対話をせず、食事さえも自分の部屋で取る事の方が多くなっていってしまいました。
彼女がなぜこうなってしまったのか、保護者も兄弟も分かっていませんでした。

カウンセリングを行う為に心理士が足を運んでも、なかなか彼女は扉を開けてくれません。
少しずつひきこもった理由が心理士には分かり、天真爛漫を演じて学生生活を送っていた事が分かりました。

彼女はその演じた自分に疲れ高校生活が終わった瞬間に殻に閉じこもる事を決めていたそうです。

彼女はその為病院等で人に話し掛けれるのが嫌だそうです。

天真爛漫な自分をまた演じてしまう気がして怖いと本人は潜在意識で感じていてしまっていました。

彼女は今もひきこもりは変わりませんが、10年ぶりに心理士とメールというやり取りを始めました。

彼女がもっと早く治療を始めていたらここまで辛い思いをせずに済んだのかもしれませんが、彼女が自ら日の目を見るのを信じて、ひきこもりから出れる日を信じて周りの人も動く事でしょう。

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